『直子のトロピックエンジェル 漂流』 衝撃の迷シーンが輝きまくるキラキラアニメ!

■監督:隈崎悟
■1985年
■25分

 

『ドリームハンター麗夢 18禁版』で、当時のいたいけな青少年たちを甘酸っぱい気持ちにさせた《オレンジハウス》製作のエロアニメ。18禁。
「かなりのチン作」というウワサは聞きつつもスルーしており、このたび初体験。予想をはるかにオーバーするデカチン作であった。

 

ストーリーはシンプル。
飛行機事故でトロピカルな無人島に流れ着いた3人の男女がエロパラダイスを謳歌しまくるという、OVA版『青い珊瑚礁』。
きっと私の気のせいだが、頭身が時々微妙におかしい気がする美少女みなのモノローグ形式で進められる。

 

 

もしかすると「ん?『直子のトロピックエンジェル』なんだから、主人公は直子なんじゃないの?」と思われるかもしれないが、私もそう思う。
みなの他の漂流メイトは、叔父にあたるが歳が近いため「お兄ちゃん」と呼ばれているしげる、パツキンの外人美少女ジェニーの3人である。

 

 

では直子とは?
ジャケット裏に疑問の答えが!

 

 

女子高生直子が、サイパン時代のイマジネーションを基にして、描き上げた青春ファンタスティックアニメーション。

 

なるほど!そっかあ!いや!なんか違う!
ますますわからん。
全然、答えじゃなかった。
「女子高生直子が…」とか「サイパン時代の…」とか著名人ヒストリーみたいに言われても。情報量少なすぎ。「あんた誰やねん」の世界である。
まさか麗夢に続いてヒロインのみなをハードなシーンも厭わず演じられた松井菜桜子(まつい なおこ)さんの「なおこ」とは関係ないだろうし…
エンドクレジットに「唄&アシスタントプロデューサー = 津田直子」とあるが、この方が17才にしてこのエロアニメをプロデュースしたヤリ手女子高生直子さんなのであろうか?

 

 

ともかく、その女子高生直子さんの「サイパン時代のイマジネーションを基に描き上げられた青春ファンタスティックアニメーション」らしい。
しかし「君はサイパンまで行っていったい何考えてたのかね?」と17歳の女子高生に突っこみたくなる、突っこみっぱなしのエロストーリーが展開。

 

前述した3人が乗り合わせた飛行機が墜落することで、物語は始まるのだが、その原因が何と怪物の襲撃!

 

 

絵を見てお分かりになる方もおられるだろう。
スピルバーグ製作のオムニバスホラー映画『トワイライトゾーン 超次元の体験』の中の一篇「2万フィートの戦慄」である。
何の伏線もなく、その後の展開にもビックリするぐらい全然関係ない、唐突すぎ&投げっぱなしの超次元オマージュ。スピルバーグもビックリ。

 

かくして、一刻も早くエロ展開に突入すべく、飛行機は無事に墜落、美しい無人島に流れ着いた3人。

 

 

姪のみなに「お兄ちゃん」としたわれる叔父のしげるは、開放的な南国の島で両手に花状態で冴羽遼もビックリなぐらい激しくモッコリ!
海で溺れたのを救ってくれたと勘違いして好意をよせてきたジェニーとまんまとセックス!
ちなみにしげるは実はカナヅチ野郎で、溺れたジェニーをホントに救ったのはみなである。
そして、そのみなとも、姪と叔父の関係なのに肉体関係に!
『くりいむレモン』の亜美たんシリーズの兄ヒロシもそうだが、80年代OVAで「お兄ちゃん」と呼ばれるヤツにロクなのはいない!

 

そのしげるを演じたのは『聖戦士ダンバイン』の主役、ショウ・ザマの中原茂(なかはら しげる)さんである。
いや!キャラ名を声優さんと同じ「しげる」にしなくても!
完成した本作を観て、中原さんが「シーラ・ラパーナ…浄化を!」と叫ばなかったか、大変失礼ながらちょっと心配である。

 

そしてここからはもう、開放的な南の島でモラルのブレーキがぶっ壊れた3人が、えんえん禁断の3Pを「ぴゅう太」ぐらい荒いドットモザイク満載で繰り広げ続ける。
ジャケットの上部に「ファンタスティック・アニメーション」の惹句が躍るが、ファンタスティックというより、ファナティックな狂気のエロ展開。
「それからは3人で色んなことをして遊んだわ❤」という嬉しそうなみなのモノローグと共に見せられるその「遊び」とは…まさかの…「放尿シーン」の見せ合いっこ!
しげるはええ歳こいてヤンチャ小学生みたいに自分の立ちションを女子2人に披露!
それを見て、なぜか次々と嬉しそうに自分たちも放尿チャレンジする美女2人!
そのオシッコをウットリと見つめ、「綺麗だ…」とマーベルを口説く時の声でつぶやく性戦士しげる!
「綺麗だ…」じゃねーわ。
しかも、この問題シーン、80年代アニメの手間がかかる必殺技法「透過光」で、オシッコがオーラロードのごとくキラキラ輝き、加えてゴリゴリフリフリのアイドルソングっぺえ歌が「いい感じのシーン演出」な感じで流れるのだ。
たびたび大変失礼ながら、もしかすると観てるほうが頭を抱えてこう叫びたくなるかもしれない!「シーラ・ラパーナ…浄化を!」と!

 

 

アニメでキラキラ輝く吐しゃ物と言えば、出﨑 統(でざき おさむ)監督が手がけた、言わずと知れた名作『あしたのジョー2』。
ライバルの力石が死んだトラウマで、相手選手のテンプルを打つと嘔吐してしまうジョーのゲーが透過光でキラキラ光るという、アニメ史に永遠に輝き続けるあの有名なシーン。

 

 

しかし、その偉大なる出崎演出もKO必至。
漂流生活から日本へ無事帰還後、あの島で叔父であるしげるとペニスをエンジョイ抜き差ししまくった関係になってしまったことを1ミリも気にせず、今度は一緒にテニスをエンジョイしまくるアイアンメンタルみなの陽気なモノローグも唖然必至。
衝撃の迷シーンが光り輝きながらコンビネーションブローで次々襲いくる、昨今流行りの「キラキラ映画」ならぬ「キラキラアニメ」だ!いや!なんか違う!

 

 

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