「バルテュス ティアの輝き」 タイトル通りキラキラ輝いています…

■監督:牧野行洋
■1988年
■30分

 

「ジブリ作品のパクリまくりエロアニメが存在する!」
「すごいぞ!エロアニメ版ラピュタは本当にあるんだ!」
「実際にジブリのスタッフが参加している!」
「そのことを知った宮崎駿監督が激怒&そのスタッフを解雇した!」
などなど…ウソかホントか色んなウワサを、やりすぎ都市伝説的に語られることの多い作品。
製作は80年代に全宇宙のAV市場の覇者だった宇宙企画。
80年代エロOVAの中で、もしかすると宇宙一有名な作品かもしれない。

 

しかしホントにそんなパクリ満載のモノを作ったらシシ神、タタリ神、巨神兵が黙っちゃいない。 天下のジブリがそんな作品の存在を許すはずがない。↓

 

 

いや存在、許しとるがな!
まあまあホントにかなりジブリっぽい。この心を何にたとえよう?「ゲド戦記」ぐらいジブリっぽい。
そんなワケでどっかで観た感じのキャラやシーンの連続に、ニヤニヤが止まらない感じのイイ感じの作品だ。

 

 

本作は映画版ナウシカの冒頭のようにとても深そう……だが何度読んでも全然ピンとこないカッチョよろしい序文で幕を上げる。

 

 

そして展開される物語はいかなる壮大なものか?
三流ライターの調べもののお供ことウィキペディアの「あらすじ」の項目を引用させて頂こう。

自由を求める少年ユードと少女ティアが主人公。巨大工場都市バルテュスに起こった反乱事件。それに巻き込まれたティアは、支配者モーロックに囚われて凌辱されてしまう。

短かッ!あらすじ短かッ!
しかし恐るべきことにホントに本作これだけの話なんである!

 

エロ悪いモーロックに囚われたティアの貞操の危機!ああ…!花が散ってしまう…!
まさにその時!
ティアのブレスレットのニセ飛行石がビカーッと光り、遠くにいたニセロボット兵が起動!絶体絶命ピンチのティアを助けに来……ない!ズコー!
このロボ、ガチョンガチョンとかなりゆっくりノンビリ歩行速度のせいか全然間に合いません。

 

 

しかしその時!
無敵のヒーローボイス声優・関俊彦さん演じる主人公、顔が長細いニセパズーもとい、ユードが絶対絶命ピンチのティアを助けに来……ない!ズコー!
その頃、彼はジブリっぽくなんか高いところにいました。

 

 

…というワケでティアはダンディー声優・玄田哲章さん演じる悪役モーロックにまんまときっちりレイプされ「フッフッフ…こんなに酔ったのは久しぶりだ…」とかシブい声で言われてしまうのである。まさにセカンドレイプ。むごい。
主人公・ユードはこの後やっと登場。遅ッ!そしてロボットはまだ来ません。

 

 

それと後半、ユードはいくらピンチから逃れるためと言っても、こういう《未来少年コナン》の太陽塔でも出てこないような足場のとこをヒロインに歩かせるのはちょっとどうかと思いました。

 

当然こう!↓

そしてこう!↓

 

メーヴェに乗ってる時のナウシカオマージュ。
そういえばその昔、「ナウシカはノーパンなのではないか?」と聞かれた宮崎駿監督はシンプルに「はいている。」と答えたそうな。
私もエロ規定厳しめのGoogleさんに「あの画像はノーパンなのではないか?」と聞かれたら「はいている。」と答えようと思います。(完全にはいてないけど)

 

 

何だかニヤニヤシーンの紹介ばかりになってしまった。
しかしこの作品、さすが宇宙企画。エロシーンはとても気合が入っているのだ。同時代に作られた多くのエロアニメの中でも、かなりのハイクオリティだと思う。
特にジブリっぽい絵柄を活かしたやわらかオッパイ描写と執拗なビーチクの攻め方に尋常ならざるこだわりを感じた。
また、クラリスぐらい白い服を着た可憐なヒロイン・ティアが下着の中に手を入れられたり、足を開かれるのを必死で拒むシーンも、儚い力をプルプルと振り絞る肉体の緊張が伝わってくる非常に優れた気合の入った作画。
さらに無理矢理の手マンで濡れた指をティアの口に突っ込むというエロど外道極まりない強制指フェラでは、ティアの愛液(レイプだから愛はないけど)がキラキラと透過光で輝くという凝りっぷり。タイトル通りティアの輝き…
そして 複雑に交錯する恐怖、怒り、快感、恥じらいを繊細に表現したティア役・高田由美さんも素晴らしい名艶で、見事なエロむごいシーンになっている。

 

ちなみに高田由美さんは「ボディジャック 楽しい幽体離脱」の《こまば》、「うろつき童子」の《天野恵》、そして同じく宇宙企画の「リヨン伝説 フレア」の《フレア》など、スカしたヤリマンアイドル声優とかだったら絶対やってくれなそうなエロヒロイン役を、あのカワイイ声でバンバン演じてくださった非常にありがたい、お世話になった、信頼できる声優さんである。

 

私はレイプシーンというものが観ててドンヨリして苦手なので、ティアがビックリするぐらいひたすらひどい目に会うだけの展開はちょっとキツかったが、ラストではイイ感じの歌が流れる中、なぜか強引にもとびっきりの笑顔を見せてくれたのでちょっとホッとしました。
そうそう!ロボットも最後にはワルモノを蹴散らしまくって人がゴミのような大活躍をするゾ!

 

 

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