『艶笑日本昔ばなし』「まんが日本昔ばなし」タッチでアダルトしちゃう！

■監督：ささきひろゆき
■1988年
■30分

まんが「日本昔ばなし」タッチでアダルトしちゃう！

ビデオジャケットで1ミリの躊躇もなしに思いっきりモロ出ししている通り！
80年代、土曜の夜、チビッ子はみんな観てた『まんが日本昔ばなし』のタッチで作られた、チビッ子はみんな観てはいけないアダルトOVAが存在した！
それがこの『艶笑まんが日本昔ばなし』である。

再生を開始すると、男子諸兄みんなおなじみ《アリスJAPAN》のレーベルロゴに続き突然、実写AVのカラミ真っ最中クライマックスシーンがガンガンにスタート！

「他の作品のCMかな？」と思ったら、これ本番。作品内で落語家が観てたアダルトビデオなのである。
テレビをポチっと消してクルリ振り返った落語家の「いやはや今日び、アダルトビデオってヤツはなかなかお盛んですなあ…しかしどれもこれも似たようなモノばっかり。そこでちょっと一風変わったモノを…」という味のありすぎる枕で幕を開ける、確かに一風変わったエロOVA。全3話のオムニバス。

一話目は「今日は片道」。
お盛んな夫婦がどこでもかしこでもやたらともよおしてしまい、百姓仕事の合間にせっせとそっちの種まきにも精を出す。
ところが、チビかわいい愛する我が子に、掘りまくってる真っ最中を見られてしまう！
さて、どうごまかすか…？というお話。
『日本昔ばなし』的なほのぼのタッチなのに「チビちゃんの見てる目の前でガンガンに青姦！」という衝撃のハードタッチ！
タイトルの「今夜は片道」の意味がスッキリ腑に落ちる見事な落ちにも膝ポンまちがいなし。

二話目は「不老長寿の妙薬」。
尼寺で一夜の宿を借りた旅の薬売りが、3人の無垢な尼さんたちにムラムラ。
腹にイチモツを抱き、尼さんたちのエロ知識皆無につけこんで「お礼に不老長寿の妙薬を処方して差し上げましょう！」と、一晩中イチモツを注射しまくる4Pモノ。
夜が明け、ウットリとした3人の尼さんたちが「不老長寿の妙薬の処方」とかけまして、それぞれ「うぐいすの谷渡り」「金山掘り」「さむらいの喧嘩」と解く。その心は？
ねずっちもビックリの見事ななぞかけっぷりにスッキリ整いました！

三話目は「なま卵」。
百姓夫婦の手伝いに来たナマケモノの大男が休憩と称し、夫がせっせと仕事に精を出している畑のすぐ横の小屋で、嫁とせっせと精を出しまくる話。ストレートにエロい人妻不倫もの。

ところで本作で声優をなさった中川えり子さん、前原裕子さん、藤沢まりのさんのお三方は、伝説級の超人気AV女優だったそうである。
私は当時の伝説といえば『リヨン伝説フレア』ぐらいしかわからないので失礼ながら詳しく存じ上げていなかった。
しかしそう聞いてなるほど納得！
濡れ場シーンの艶技がとにかくめちゃくちゃうまいのである。
ナメて観てたら思わずあなたのぼうやがおっきしてしまい「♪ぼうや～よい子だねんねしな♪」とつぶやくことになってしまうだろう！「まんが日本昔ばなし」だけに！
それではお後がよろしいようで…