『のりピーちゃん』 のりピー原作のマンモスめんこらピーOVA

■監督:こはなわ ためお
■1989年
■30分

 

やっピー!
今回、紹介させて頂くOVAは『のりピーちゃん』だピー!
原作はもちろんみなさんご存ピ!
80年代に登場するや、そのマンモスめんこらピーなルックスでアイドル界隈にマンモス大騒ぎを起こピ、昨今もちょっとマンモス大騒ぎを起こピ、そんなこんなで、なんだかんだで、今もマンモス大活躍中の「のりピー」こと酒井法子ちゃんだピー!ハッピー!やっピ―!うれピー!たのピー!

 

…………。
「ついに気が狂ったか!」とお思いになられたかもしれない。
違う。
今回は、あの酒井法子さん原作のOVAを紹介するので、全文「のりピー語」で通そうかと思ったのである。

 

「のりピー」こと酒井法子さんが、フリフリの80年代アイドルだった頃に使用し、たちまち流行語となった「のりピー語」。
『ジョジョの奇妙な冒険 第二部』の主人公、ジョセフ・ジョースターも恐るべきサンタナに使ってた「のりピー語」。(その後、マンモスおっちょろピー目にあっていたが!)

 

 

この「のりピー語」というもの。
私は単純に、強調の時は語頭に「マンモス」を、そして語尾には「ピー」をつければ良いのかと思っていた。
しかしどうやら違う模様。
このOVAの原作本の欄外に「のりピー語講座」のようなものがあるのだが、それによると…

 

 

つまんな~い=ルパン

上手だ=さめピー

チョコレートの香ばしさがたまらないこと=ボンピー

 

…などと言うそうである。
ふむふむ、なるほど!…って、わかるかいな!
どうやら想定外に理解不能な、英語教師も真っ青の謎文法が存在するようで、全文「のりピー語」で通そうかと思ったのですが、書いてて完全に気が狂ったのでやめました。

 

そんな人を狂わせるほど狂おしい のりピーのかわいさは、ファミコンとアニメとマンガにひらすら夢中の青春で、銀河に名を轟かすマクロスケールなスーパーアイドル「リン・ミンメイ」は知っていても、現実のアイドルにはとんと疎かった私の元へも轟いていた。

 

 

テレビだと歌番組はもちろん、人気アイドルへのビクトリーロード「グリコのお菓子のCM」などで、その可憐な姿を披露しまくっておられた。
特に「キャンレディー」というお菓子のCMは、背後に立つマッチョに可憐なアイドルが強制的に顔をブルブルさせられるというAVのような演出や、見えそで見えないパンチラに、共演なさっている童貞同様(決めつけ)ドキッとすること間違いなし。

 

 

 

他にテレビで個人的によく覚えているのが『さんまのまんま』である。
たしか、宅八郎さんと一緒に出演なさっており、好きな所に座るようさんまさんにうながされた酒井法子さんが、ニッコニコの笑顔で宅八郎さんのピッタリ隣に躊躇なくチョコン!
「僕は…悪意を向けられるのは慣れてるんですけど…」と宅さんをドギマギ照れさせておられたのを強烈に覚えている。

 

そしてアニメ関係だと、なんといっても80年代OVAのトップ!『トップをねらえ!』の主題歌『アクティブ・ハート』だ。
劇中、酒井法子さんによるこの歌が流れればもう!何かしらがガンギマリした人みたいにHigh High High High!とアクティブになること間違いなしの名曲である。

 

 

 

他には、NHKで放送されていた、主人公ダルタニアンの髪型が『あしたのジョー』ぐらいものすごかった『アニメ三銃士』のオープニング『夢冒険』。
こちらもストレートな歌詞と軽快なメロディー、そして酒井法子さんのかわいい声が絶妙のハーモニーを奏でるとても気持ち良いアイドルソングになっており、今でも時おり道すがらふいに思い出し、「こころ~に冒険を~♪夢を~抱きしめたくて~♪」と、つい口ずさむ夢も希望もない気持ち悪い私がいる。

 

 

 

ところで、昔やってたバイト先に中国からの留学生の女の子がいた。
その子によると、活動範囲を中国にも広げた酒井法子さんは、やはりモノ凄い大人気だったそうである。
「酒井法子は清楚で可憐でピュア!日本の女の子ってみんなこんな感じにちがいない!なんてかわいいんだろうって憧れてワクワクして留学した。そしたら茶髪の女の子がいっぱいいて、全然イメージと違ってビックリしたヨ…」とションボリ言っていた。
その茶髪の女の子たちもビックリするような「事件」で後に逮捕されることになった時は、きっともっとビックリしただろう。

 

そんな酒井法子さんが《さかいのりこ》名義で《週刊少女コミック》に連載なさっていた『のりピー』ちゃん。
大福につまようじをぶっ刺したような「のりピーちゃん」というキャラが主人公のファンタジーギャグ4コマ。中学生がノートの端に描いて、授業中にクラスで回し読みされるマンガのような楽しさに満ちた作品だ。

 

単行本には、マンガはもちろん前述した「のりピー語講座」や「のりピー語クロスワードパズル」、そして酒井法子さんのグラビア、マンガ家としての仕事風景などが収録された、たっぷりオマケ付きの、なかなか凝った作りのアイドル本になっている。

 

 

 

 

このOVAは原作の4コマ作品をいくつかピックアップしてふくらませ、3本のオムニバスに構成したもの。
作画には我らがベテランアニメーター谷口 守泰(たにぐち もりやす)さんの名もあり、主役の のりピーちゃんを演じたのは林原めぐみさんという豪華な顔ぶれ。

 

第1話「キョッキ~」は、のりピーちゃんが、友だちのカエルとアマノジャピーと遊んだり、クイズしたりするお話。
意外にも…と言っては失礼だが「初めてクレヨンを握った3歳児が描いた人」みたいなキャラたちのシンプルプロポーションをうまく活かした「じゃんけんぽん」や「描いたものなんでしょうクイズ」のオチにニッコリ必至だ。

 

 

2話目は「スイートヤッピー」。
のりピーちゃんがグワッピーくんという怪獣キャラに恋してデートする、おキャンなレディ回。
チョコレートの中のアーモンドを「チョコの種」だと勘違いし、チョコがたわわに実る木が生えることを夢みて土に埋めるのりピーちゃん。その顛末は…?
意外にも…と言っては失礼だが、のりピーちゃんのおバカかつピュアな想いが夢の中で実を結ぶ幕切れに、幼子の寝顔を見つめるお母さんの顔でホッコリ必至だ。

 

 

最終3話は「なんじゃらピー」。
地球の美しさに見とれて落っこちてしまった星たちを、空に還すべく、のりピーちゃんが奮闘するお話。
意外にも…と言っては失礼だが、大切な寓話のような、宇宙的スケールの感動すら覚えるファンタジックな最終エピソードにジンワリ必至だ。

 

 

…と、このように意外にも…と言っては失礼だが、ただのアイドル人気便乗企画ビデオではなく、なかなかマンモスめんこらピー(すごくかわいい)ファンタジーOVAに仕上がっている。

 

欲を言えば、せっかくのりピー原作なのだから、ご本人も何かしらの形で出演なさったほうが良かったのではないだろうか?
林原さんが演じるのりピーちゃんは、さすがにもちろん文句なくかわいい。
しかしここはやはり酒井法子さんご自身が演じ、テーマソングなどもご本人の歌を使ったほうが、よりお祭り感アップで、ファンの方は喜んだのではないだろうか?
そうそう!
ちなみに説明し忘れましたが、第1話のタイトル「キョッキ~」とは「今日も元気~?」という意味である。
ふむふむ、なるほど!…って、わかるかいな!

 

 

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