「孔雀王 鬼還祭」 ユン・ピョウ・闘・者・皆・陣・列・在・前!

■監督:秋山勝仁
■1988年 ■55分

原作はヤンジャンに連載されていた荻野真先生のマンガ。
お坊さんが密教の秘術を使ってヤンチャな魔物に喝!&ときどきちょいエロ!…というイカす作品。

80年代の青年マンガ界に舞い降りたこの「孔雀王」は当然、読者のハート&股間をワシづかみ!大ヒット!香港で実写映画化もされたほど。三上博史&ユンピョウというなかなか豪華な顔合わせ。確かに劇場に観に行ったのだがユンピョウが吹き替えでずっと日本語だったことぐらいしか覚えていない!(でも確か面白かった)

そんな大ヒット作ゆえ、当時の男子はみな全員、主人公:孔雀の唱える呪文「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!」を「水平リーベ僕の船!」よりもキッチリ暗唱。お互いにキャッキャと唱えあう「孔雀王ごっこ」に興じていたものだ。
中には「淋・病・闘・者…」と呪文を間違って覚え、性病の呪いをかけるクソ坊主みたいになっているヤツもいた。私である。
それと実写版にユンピョウが出ていることから「ユン・ピョウ・闘・者・皆・陣・列・在・前!」と全然面白くないギャグを何度もしつこく詠唱してくるヤツもいた。私である。

そんな大ヒット作なので当然のOVA化。(ユンピョウは出ません。当たり前だ)
私は当時この作品を観ているのだが、正直に言うと、途中の「男が仏像みたいにぜんぜん動かないセックス」のとこしか覚えてなかった。
なのでこのたび再視聴。なかなかの良作で驚いた。
何で上記のエロシーンしか覚えてなかったのだろう!エロぼけに喝!淫魔退散!淋・病・闘・者・皆・陣・列・在・前!


作画がすごくいい。ちょっと安定していない箇所もあるにはあるが、今観てもなかなか美しい。

ストーリーは、認められたい病の根暗な困ったちゃん陰陽師が起こそうとする呪術テロを孔雀が止めようとするもの。
丁寧な出だし、謎、意外な展開、盛り上がるクライマックスなどできちんと構成されており、たった55分なのに物語のうねりがある脚本。

ラスボス戦の前に孔雀が最強装備にチェンジするとこも、戦うヒーローの王道を行っててアガる!敵対してたグラサンマッチョの王仁丸と共闘するとこもジャンプチックで燃える!

「なかなかの良作だったんだな~!」と思ってスタッフロールを観て驚いた。

■脚本:会川昇(破邪大星ダンガイオー)
■キャラクターデザイン:越智博之(逆襲のシャア))
■クリーチャーデザイン:わたなべぢゅんいち(戦え!!イクサー1)
■作画監督:大森英敏(重戦機エルガイム)

なんて豪華で強力な布陣!
こりゃなかなかデキがいいはずだ!

  • オススメ度…65/100
  • 無料動画の配信…Youtube
  • 有料動画の配信…なし
  • ソフトのレンタル…なし
  • ソフトの販売…OVAをまとめたDVDボックスあり
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