■監督:板野一郎
■1988年
■61分
原作は、永井豪先生。
「関東地獄地震」とよばれる大震災により、本土と分断され、無法地帯となった関東。
そこに、バイオレンスジャックと呼ばれる、謎の巨人が現れ、凄惨な暴力の嵐を巻き起こす。 しかし、その結果、人々の心に何かを残していく…という大河マンガ。
その中の「地獄街編」のアニメ化。
震災によって地下街に閉じ込められた、一般市民と、暴走族と、そしてモデルの美女たち。
この3勢力の、一触即発の緊張状態の中にジャックが出現。
力の均衡が破られ…という話。
「18禁」である。
そのためか「ちょっとは規制しなきゃね。エへへ」というような、ヤワな姿勢は微塵も感じられない。
原作のハードなテイストを受け継いだ、エログロバイオレンスな、発禁レベルの「やりすぎゴア作品」となっている。
やりすぎシーンを、ちょっと上げてみると…
食糧難で、ちびっ子たちはいつも腹ペコ。
その中の1人が、年下の子に「おいしいゴキブリの食べ方」を伝授!
慣れた様子で、脚をもいで、腹から卵を引き抜いてパクリ!
別のちびっ子は、捕まえたネズミを「うまそうだろ~!」と胸をはって自慢!
暴走族と一般市民が、モデル美女たちを襲撃。阿鼻叫喚のレイプ地獄!むごすぎ!
AV同様、モザイク処理だらけ!
腕を縛られ、口と股間に木片を突き刺されて惨殺された美女。むごすぎ!
ジャックは、命乞いをする女暴走族の両足をつかんで、そのまま股裂きの刑に!
内臓ボタボタ! むごすぎ!
暴走族のボスは仲間の人肉をガツガツと喰らってパワーモリモリ!デビルマンもビックリのメタモルフォーゼ!
昔のロボットアニメの「戦闘空」みたいな真っ赤な画面で、ジャックと血みどろのタイマン!
ほとんど狂気の沙汰である。
監督は「マクロス」の板野サーカスで有名なスーパーアニメーター板野一郎さん。
板野さん、やりすぎです!そして最高だ!
- オススメ度…95/100
- 無料動画の配信…Youtube(ノーカットでそのままあり…Youtubeってそんなフリーダムな場所だったのか!)
- 有料動画の配信…なし
- ソフトのレンタル…なし
- ソフトの販売…DVDあり。でも高い!ワシャ、ブックオフで1,500円で買えましたが!
※追記(2022年8月9日)
本作でジャックを演じられた小林清志さんのご冥福を心よりお祈りいたします。