■監督:中村圭図
■1987年 ■50分
未知の惑星に第2次探査隊が到着。
ちなみに第1次の人たちは?そう!もちろん消息を絶っている!
そこは、人間の心を読み、恐怖する対象に自由自在にトランスフォームし、容赦なく襲いかかる恐るべき怪物が棲む地獄だったのだ!
かくしてHELL TARGETとなってしまった隊員たちが順番にロックオンされ残酷に惨殺!地獄の底にたたき込まれていく…という直球エイリアンな話。
映画秘宝ライター・ギンティ小林さん風に言わせて頂くなら「未知の惑星に行ったら何か怖いのに襲われちゃいましたムービー」という感じか。
正直を申すと当時もそんなに話題にはならなかったと思う。
しかし作画のクオリティは安定して高い。スプラッター描写も丁寧。
「お前らの故郷の地球も地獄に変えたる!」と怪物が殺る気マンマンのマニフェストをぶちかまして終わる嫌な余韻のラストも良い。
しかし何より、実は一番「イイ♥」と思ったのは島本須美さん演じるヒロインの、唐突かつ、なかなかちょいエロなラブシーンである。
島本須美さんの桃色吐息というのはめずらしい気がした。
テレビアニメ版「めぞん一刻」で、何クールにも渡る長い精神的前戯でじらしにじらされた果てに、ついに島本須美さん演じる響子さんと五代くんが結ばれた時も「引きの絵で一刻館が映り、部屋の電気が消える…」という教科書的なガッカリ描写しかなかったのに!(当たり前だ。よい子も見とる水曜のよる7時半だからな。)
なのでなんか得した気分になったのは絶対にナイショにしておこう!
- オススメ度…40/100
- 無料動画の配信…Youtube
- ソフトのレンタル…なし
- ソフトの販売…中古のVHSのみがオークションなどにたまに出回るのみ