「バイオレンスジャック ハーレムボンバー編」 神秘の暴力巨人バイオレンスジャック初のアニメ化

■監督:上條修
■1986年 ■40分

言わずと知れた、永井豪先生の大河マンガ「バイオレンスジャック」。
OVA化作品は全部で3本。その最初がこの「ハーレムボンバー」である。
声に出して何度も言いたくなるカッコいいサブタイトル、ハーレムボンバー!

 

関東地獄地震で生き別れてしまった恋人を探す女。彼女が訪れたのは、魔王スラムキングが暴力によって支配している町だった。そこに謎の巨人バイオレンスジャックが現れ…というお話。

 

上映時間40分。すこぶる短い。
正直なところ、脚本的には微妙。作画も、最上級のOVAと比べると上出来とは言い難い。
しかしイカす見所はドッサリ。

 

冒頭は荒野や廃墟…ではなく宇宙空間。
そして星々の中を駆け抜けていく謎の彗星…というシーンから始まるのが凄くいい。
バイオレンスジャックという作品のスケールの大きさと深さを感じさせる。

 

暴力シーンは個人的にはちょっと食い足りないが、ワルモノの頭をもいで、首なし死体をブン投げたり、指や腕をスッパリ切られて景気よく血が吹き出しても元気よく生きてたり、ジャックらしい暴れっぷりと神秘性をチョイ見せしてくれている。

 

長い腕をシルバーデビルみたいにダランとぶらさげたスラムキングの部下たちのたたずまいもマガマガしくてイカす。

 

そしてバイオレンスジャックと言えばハードなエロス。
本作にも、SMグッズやレズテクなどを駆使したエロむごい女奴隷調教シーンがネッチョリあり。
「蒼き流星SPTレイズナー」の谷口守泰さんがデザインした美少女たちがちゃんとヒドい目にあいます。エロむごい!ハーレムボンバー!

 

  • オススメ度…65/100
  • 無料動画の配信…Youtube
  • 有料動画の配信…なし
  • ソフトのレンタル…なし
  • ソフトの販売…DVDあり