■監督:渡辺浩
■1986年
■ 53分
1985年のこと。
少年マンガ界に久しぶりに登場した この本格SF変身ヒーローは、みんなに熱狂的に迎えられ、あっという間に大人気!
もちろん私も「ガイバーユニット拾いてぇ~!」と心の底から願ったものだ。
それにしても、携帯もネットも無い時代に始まり、今も連載中っていうのが凄い。(本稿執筆時2020年12月7日)
そんなすばらしい規格外品『強殖装甲ガイバー』の初のアニメ化が、本作である。
このたびに久しぶりに観たら、絵が凄くきれいで驚いた。
グロ描写も容赦なく、スプラッターも超ド派手!
また、このビデオ版のオリジナルキャラ クロノスの女幹部バルキュリアが、ガイバーユニットに触手でグッチョグチョにからめとられ、無理やり殖装されるシーンと、ヒロインの瑞紀が監禁プチ拷問を受けるシーンは『くりいむレモン』が始まってしまったとビックリ勘違いする高いエロレベル。
こりゃもう立派なエロ・グロ・スプラッター切り株アニメだ!
ガイバーⅢが突然ちょっと現れるだけだったり、一本の作品としては、正直なところ未消化感はちょっと否めないかもしれない。
しかし、今なお続くあの物語を「50分ぐらいでまとめろ!」ってのは、そりゃ難しいというもの。原作とはぜんぜん違うオリジナル展開の多さも驚きの連続で、これはこれで面白い。
そんなワケで、関西弁の字幕スーパーに度肝を抜かれたマッド・ジョージ監督のハリウッド実写映画版『ガイバー』(なんとあのマーク・ハミルが出演!)と共に、ファンには非常に興味深い1本!
クライマックスのガイバーの殴り込みでかかる昭和ヒーロー魂炸裂の超熱血ソングも、雄々しく微笑ましくぶちアガることまちがいなしだ!
- オススメ度…68/100
- 無料動画の配信…Youtube
- 有料動画の配信…なし
- ソフトのレンタル…なし
- ソフトの販売…中古のVHSがたまに…ない!