■監督:渡辺浩
■1986年
■ 53分
1985年、少年マンガ界に久しぶりに登場した、この本格SF変身ヒーローは、マンガ好きに熱狂的に迎えられ、あっという間に大人気。もちろん私も「ガイバーユニット拾いてぇ~!」と心の底から願ったものだ。
それにしても、携帯もネットも無い時代に始まり、今も連載中っていうのが凄い。
そんなすばらしい規格外品「強殖装甲ガイバー」の初のアニメ化が、本作である。
今回、久しぶりに観たら、絵が凄くきれいで、グロ描写も細かいことに驚いた。
クロノスの女幹部バルキュリアがガイバーユニットに、触手ウネウネ殖装されるシーンと、ヒロインの瑞紀が監禁プチ拷問を受けるシーンは完全にただの「くりぃむレモン」で、描いた方のニヤニヤ顔が浮かんでニヤニヤ。
クライマックスのカチコミでかかる、昭和ヒーロー魂炸裂の超熱血ソングも雄々しく、ほほえましい。
ガイバーⅢが突然ちょっと現れるだけだったり、一本の作品としては、正直、未消化感は否めない。
でも「50分ぐらいでまとめろ!」ってのは、そりゃ難しいというもの。
原作とは違うオリジナル展開も多い。
関西弁の字幕スーパーに度肝を抜かれたマッド・ジョージ監督の「実写版ガイバー」と共に、ファンにとっては興味深い作品ではないだろうか。
- オススメ度…50/100
- 無料動画の配信…Youtube(guyver 1987 out of controlのタイトルで動画あり)
- 有料動画の配信…なし
- ソフトのレンタル…なし
- ソフトの販売…なし(VHSの中古すら見当たりません…)