『冥王計画ゼオライマー』ガイバーの高屋良樹先生が原作のロボットアニメ!

■監督:平野俊弘
■1988年~1990年
■各話30分

プロジェクトⅠ 決別

プロジェクトⅡ 疑惑

プロジェクトⅢ 覚醒

プロジェクトⅣ 終焉

 

「ガイバーの高屋良樹(たかや よしき)せんせいは、昔、別の名前でエロ漫画を描いてたことがあるらしい。」

 

「パソコン」をまだ「マイコン」と呼んでた頃に始まり、今なお絶賛連載中の『強殖装甲ガイバー』。
この変身ヒーローマンガ界の脅威の規格外品が大ブレイクしていた80年代当時、上記のようなウワサがどこからともなく流れてきて「あの人気アイドルがブレイク前に実は脱いでいた!」みたいな大騒ぎになったことがある。ワシ界隈が!

 

その「エロ漫画」というのがこのOVAの原作。高屋先生が「ちみ もりを」名義でお描きになった『冥王計画ゼオライマー』である。
『くりいむレモン』と『スーパーロボットもの』が鋼鉄合体したようなギンギンのロボット漫画だ。
それにしてもなんてカッコイイ燃えるタイトル!声に出して言いたいタイトル!冥王計画ゼオライマーッ!
ちなみに『めいおうけいかく ゼオライマー』ではなく、これで『プロジェクト ゼオライマー』と読むもよう。

 

 

恐るべき秘密結社《ハウドラゴン》が巨大ロボを使って世界征服を開始。
平凡でおとなしい少年、マサトは、謎の組織に拉致され、美少女、美久(みく)と共に巨大ロボ・ゼオライマーのパイロットとしてロボット軍団との戦いを命じられる!

 

 

なぜマサトがゼオライマーに乗らねばならないのか?
謎の美少女・美久とは何者なのか?
そして「冥王計画」とは?
否応なく巻き込まれていく激しい戦いの中、マサトに狂暴な別の人格があらわれ始めた…

 

 

このOVA版は、基本的ないくつかの設定だけを残して原作を大幅に改造。ほぼオリジナルなたたずまいだが、見応え満点のロボットアニメになっている。
「富士山をバックに、青木ヶ原樹海で、コンバトラーV越えの超巨大ロボが、地球の命運を賭け、必殺技をシャウトしつつ、恐るべき秘密組織のロボット軍団と決闘!」
この戦いの海原を観て燃えない人間は地球上に存在しない。

 

 

なんてったって「監督・平野俊弘」「脚本・会川昇」である!
スパロボなどで今なお頼もしく戦い続ける『破邪大星ダンガイオー』や『大魔獣激闘 鋼の鬼』など、80年代OVA界を代表する不滅のスーパーロボットたちを開発してきた名コンビ。
そしてキャラクターデザイン&作画監督は菊池道隆(麻宮 騎亜)さんという豪華さ。絵のクオリティも全4話まったくブレぬ頼もしい美しさだ。

 

ちなみに原作だと、謎の美少女・美久は「《次元ジョイント》を膣内から挿入し、子宮に装着。これにより《ゼオライマー》の無敵パワーのキモである《超次元システム》の接点として機能する!」という、とんでもエロ設定。
字面だけだとわかりにくいかもしれないが、こうである。↓

 

 

当時、高屋先生の作品はカッチョいい本格SF変身ヒーローアクション『ガイバー』しか知らなかった私が、このページを開いた時の衝撃といったら!ガビーン!おわかり頂けるだろうか?
しかも他にも、この可憐きわまりない美久たんは《次元ジョイント》挿入時に滑りを良くするため、育ての博士にベロリンチョされたりするのである。
「そこは別に!わざわざおのれの舌なんぞ突っこまずとも、医療用ローション的なものを使わんかい!」と突っ込みたくなること間違いなし。
さらに他にも、凶暴な人格が発現した主人公・マサトによって強引にバージン喪失!
その上「こんなものじゃ済まないぜ」と、ツララを突っこまれてからの「どうだ?熱いだろう?」という言葉責めと共にチンチン再挿入という、冷酷極まりない腐れド外道プレイをされたりするんである。
美少女アニメ版・団鬼六のような『くりいむレモン パート2 エスカレーション 今夜はハードコア』も真っ青のハードコアさ。エロ漫画ゆえの宿命とは言え、む…むごい!

 

しかしこのような18禁シーンは、OVAでは排除されているので安心してションボリしてほしい。
しかし「敵同士のベッドシーン」や「入浴シーン」など、各話ちょっとしたお色気サービスはあり。エロは80年代OVAの華。さすが『いけないマコちゃん』の生みの親、平・・弘監督!このへんもバッチリぬかりなしである。

 

 

もちろん肝心のロボットバトルも迫力満点。
キャラ立ち完璧な敵パイロットたちが乗り込む、原作にはない「天 月 日 雷 風 水 山 地」という八卦(はっけ)の特性を与えられた巨大ロボットとのアイディアあふれるバリエーション豊かなバトルは『パシフィックリム』ともガチンコ上等な面白さ。

 

 

謎、陰謀、そして哀しみ渦巻く激しい戦いの果て…すべてに決着をつけるべく最後の出撃をするゼオライマー…
朝焼けの光の中に立つ巨大ロボットの孤独な雄姿に、でっかいチビッ子の皆さんなら見惚れること間違いなし!
豪華製作スタッフがスーパーロボット魂をこめて遂行したこのプロジェクト!驚くべき結末をしかと見届けよう!

 

 

 

 

 

キャラクターデザインの菊池 通隆(麻宮 騎亜)さんの公式サイトです↓

TRON PLUS STATION ver.4
漫画家「麻宮騎亜」の公式サイト