■監督:北島信幸
■1987年
■35分
糸こんにゃくを使ってオナニー。
そしたら夕飯のすき焼きに、隠しておいたその「使用済み糸こん」が具材として使われてしまった
金がないのでコンドームをそのつど洗剤で洗ってリサイクル使用することにした。
そしたら彼女とセックス中、股間からブクブク泡が出てきた
友だちの家に遊びに行ったら、お姉さんが〈変なかっこう〉で救急車で運ばれていった。翌日、「きのう、お前の姉ちゃんどうしたんだ?」と聞くと「電球を使ってオナニーをしてて中で割れた」とのことだった
などなど…
健全なる男子女子の皆さんなら、このような思春期の下ネタ話を誰でも1つや2つは持ってるもんだと思う。(ちなみにこれらの話は私の体験ではない!人から聞いた話である!)
『パンツの穴』とは、80年代童貞の股間を毎月爆発させ、今なおビンビンに元気なグラビア雑誌《BOMB!》にて大人気だった、上記のようなエッチウンチシッ小話の読者投稿コーナーのことである。
熱気ムンムン、大変な盛り上がりを見せ、単行本化、実写映画化、そしてOVA化もされた。
大ヒットした実写映画版のほうが、OVAよりも認知度ははるかに高いだろう。
本名がまったく記憶に残らない「ムキンポ」というすごいあだ名を持つ主人公をすごい美少年だった山本陽一さんに演じさせ、俺ジナニー四十八手をシコシコ披露させ、本作に銀幕バージンを捧げたデビューほやほや15歳の菊池桃子さんに「ムキンポくん!ムキンポくん!」と連呼させ、頭からケツまでありとあらゆる性春下ネタを詰め込み、野グソに始まってクソのつかみ合いぶっかけ合い大乱闘でクライマックスを迎える「さすが鈴木則文監督!」なクソ楽しい性春映画である。
漫画家の魔夜峰央さんがチョイ役で出てたり、美術があの種田陽平さんだったり、細かいところも何気に豪華でうれしい。
OVA版は、投稿された話を短編アニメ作品にし、パンパンに詰め込んだオムニバス構成。
初デート中に犬のウンチを踏んでしまい、バレぬように草場の陰でティッシュで靴から取り除いた。
しかし後でそれを拾われてしまい野グソをしたと勘違いされた
科学室の顕微鏡で自分の遺伝子を見ていたら、美人女教師が入ってきて、驚き思わず置いてあった硫酸の瓶を倒してしまい中身が股間を直撃!
慌てた美人教師がチャックを降ろし、チンチンの無事を確かめてくれた
チビッ子の頃、近所の公園によく現れるマジシャンが「チンチンから白い糸が出る手品」を見せてくれた
などなど、みんなの性春あるあるがいっぱい!
また、エピソードよっては「作画崩壊級にひどい絵だ!」と思ったら、読者が投稿したヘタなイラストをそのままキャラクターデザインとして使用。
またまた、テーマソングの作詞も読者が担当していたり、投稿された膨大な数のイラストをフラッシュ動画にして連続光速紹介。
またまたまた、なんらかの形でこのアニメ化企画に参加してくれた人たちの名をあまさずズラリ、スタッフロール!何という愛に満ちた作り。
そして最後には「女子高生がコックリさんで召喚したブルース・リーと沖田総司がタイマン大暴れ!それに黒魔術&白魔術同好会がクトゥルーもビックリのヘンテコモンスターで対抗!」という、実写映画版のあの「〇〇〇出現シーン」にも負けぬムチャクチャなクライマックスを迎えることに。
…と、このように『パンツの穴』という人気コーナーにズッポシ入れ込んでいたファンとスタッフが文化祭ノリで一緒に盛り上がって作ったような遊び心に満ちた楽しい作品になっており、35分という短さながら満腹感高め。
まんまと「やられた!」なファーストシーンからもう!
かつて性春時代を過ごしたことがある人なら誰もがこの穴のぞき込まずにはいられないだろう!
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