『遠山桜宇宙帖 奴の名はゴールド』 SFアニメ版『遠山の金さん』

■監督:梅澤淳稔
■1988年
■60分

 

片肌脱いだモンモンもろ出しのジャケットのビジュアルや、このタイトルからすぐにピンと来た方も多いだろう。
そう!つまりこの作品はSFアニメ版『遠山の金さん』である。

 

 

巨大コンピューター・EDOに管理された未来社会。
主役のゴールドは下町の人気者。酒、博打、女が大好きな遊び人。
でも、ナイショにしてるけど、実は父親が執政官という 超いいトコの子。
不仲だったその父親が「幽霊に襲われる」という謎めいた事件が起こり、真相解明のため、ゴールドは現場へ向かう!
遠山桜宇宙帖、始まり始まりぃ~!

 

ゴールドの輝くようなナイスガイっぷりがいい。
気ままな遊び人だったはずなのに、衆人環視のお裁きの場ではビシッと決める凛々しい姿にギャップ萌え間違いなし。
啖呵を切って片肌脱いでからの超長口上もお見事!『超獣機神ダンクーガ』などでもおなじみ、演じた矢尾一樹さんの「やってやるぜ!」という熱い気迫を感じた。

 

 

またヒロインのミディは、北爪宏幸さんによるキャラデザインのかわいさと、声優をなさった「チェック・ポイント」などのヒット曲を持つ80年代アイドル・藤井一子さんの100点満点のヘタさが黄金合体!
ゴールドならずとも放っておけない危なっかしい無敵のスーパーヘタかわいさを存分にキラキラさせている。

 

 

特に、命を狙われるゴールドを身を賭してかばうシーンの「どうしてもゴールドを殺すというのナラー、私も一緒に殺してくだサイ。」という、感情が完璧に1ミリも乗っていない棒読みのお手本のようなチャーミングなセリフ回しは必聴。チェ チェ チェ チェック・ポイント。

 

チェック・ポイント 藤井一子 (1986)

 

キャラクターの魅力はもちろん、60分の短さの中に少なくとも3度ほどは「あっ!」と驚く展開が盛り込んであり、捕物帳ストーリー的にも工夫あり抜かりなし。
元が時代劇だけにチャンバラシーンもあり。使うはもちろん男子大好きレーザーブレード。アクション・サービス的にもスキなし。

 

本家の『遠山の金さん』同様に、勧善懲悪モノのお手本のような…いや!「実は誰も悪くなかった」という、罪を犯した者にも救いを与える「これにて一件落着、みんなめでたし めでたし!」なスッキリ幸せ気分を味わえる快作です。

 

  • オススメ度…70/100
  • 無料動画の配信…Youtube
  • 有料動画の配信…なし
  • ソフトのレンタル…なし
  • ソフトの販売…中古のVHSがたまに…ない!

 

■ファミコンソフトにもなってたとは知らなんだ…↓